日本オペレーションズ・リサーチ学会研究グループ
量子コンピュータと次世代計算機活用
概要
量子コンピュータやイジングマシンなどを含む次世代計算機を用いて、
最適化をはじめとしたORの問題や実社会における具体的な課題に対する活用方法を検討する
運営
主査 大輪拓也 九州工業大学
幹事 矢実貴志 (株)NTTデータ
次回開催情報
2020年度 第4回研究会
日時 : 2021年1月30日(土) 16:00-18:00
場所 : オンラインにて開催
タイムテーブル :
(1)倉又 迪哉 氏(東京工業大学)
題目: 量子アニーリングを用いたスパースな二次割当問題の解法
概要: 本研究では、制約の一部を違反する解を、ハミング距離上で近い実行可能解に移す後処理ヒューリ
スティックアルゴリズムを提案した。また、本提案手法と量子アニーリングを用いた既存手法を組み合わ
こせるとにより、以前よりも大きい規模のスパースな二次割当問題を一定の精度で解くことができた。
本講演では、既存手法、本研究の提案手法、実験結果について紹介する。
(2)向井 かのん 氏(お茶の水女子大学)
題目:アニーリングマシンを用いた中学・高校の時間割最適化
概要:スケジューリング問題のひとつである時間割最適化をアニーリングマシンを用いて行う方法を考案
し、学校教員が実際に使用できるようなアプリケーションを作成している。本講演ではその手法と、
複数のマシンを使った際の結果を提示する。
※研究会後の18:00-19:00に、オンライン懇親会を開催予定です。
過去のセミナー開催状況は下記の通りです。
2019年度 第1回 2019年5月23日 (株)NTTデータ 豊洲センタービル
(1)中田 和秀 氏(東京工業大学)
題目:実務の現場で現れる最適化
(2)竹本 享史 氏(株式会社 日立製作所)
題目:産学連携プログラミングコンテストを活用したCMOSアニーリングマシン向け前処理アルゴリズムの開発
(3)松岡 英俊 氏(株式会社 富士通研究所)
題目:クラウドソーシングサイトTopcoderでのデジタルアニーラの求解手法開発コンテストの実施
2019年度 第2回 2019年7月11日 (株)NTTデータ 豊洲センタービル アネックス
(1)田口 東 氏(中央大学)
題目:時空間ネットワーク上の首都圏電車利用者均衡配分
(2)後藤 隼人 氏(株式会社 東芝)
題目:シミュレーテッド分岐アルゴリズム
2019年度 第3回 2019年10月19日 上智大学 四谷キャンパス
4部会・グループ合同研究会 〜確率モデルの新展開〜との共催
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2019年度 第4回 2019年12月20日 (株)グルーヴノーツ 本社/天神CLASS
(1)最首 英裕 氏(株式会社グルーヴノーツ)
題目:実利用が進む量子コンピュータ
(2)奥山 拓哉 氏(株式会社 日立製作所)
題目:モメンタム・アニーリングの理論的背景および性能評価の紹介
2019年度 第5回 2020年1月29日 (株)NTTデータ 豊洲センタービル
(1)門脇 正史 氏(株式会社デンソー)
題目:製造業における量子アニーリング活用に向けた研究の紹介
(2)棚橋 耕太郎 氏(株式会社 リクルートコミュニケーションズ)
題目:アニーリングマシンの活用とソフトウェアツールの紹介
(3)イーグル 亜沙 氏(MDR 株式会社)
題目:量子コンピュータを利用した最適化の事例
(4)梅谷 俊治 氏(大阪大学)
題目:組合せ最適化による問題解決の実践的なアプローチ
2020年度 第1回 2020年5月29日 オンラインにて開催
(1)喜田 豪 氏(AGC株式会社)
題目:ギロチンカット制約を有する板取り問題へのイジングマシンの適用
(2)松本 奈紗 氏(お茶の水女子大学)
題目:アニーリングマシンによる配送ルート最適化
2020年度 第2回 2020年9月30日 オンラインにて開催
(1)清水 俊也 氏(株式会社 富士通研究所)
題目:アニーリング計算を用いた暗号の安全性評価手法の進展について
(2)山口 純平 氏(株式会社 富士通研究所)
題目:アニーリング計算を用いた格子暗号の安全性評価
2020年度 第3回 2020年10月17日 オンラインにて開催
4部会・グループ合同研究会
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